英語の発音の重要性について話していきます。
日本人にとって英語を覚えるというのは、他の国の方に比べて圧倒的に難易度が高いです。そもそも使用しているアルファベットも違いますし、文法は真逆というか、根本的な概念が異なるんですよね。だから難しいんです。
さらに追い討ちをかけるように難易度を上げているのが「発音」。
ちょっとした単語、例えば「read」という単語ですら、日本人が発音した場合には伝わらないということはあります。外国人に「Sorry?」と聞き返されてドキッとした方も多いんじゃないですか?
それなのに日本人で英語の発音の重要性を理解している人は少ない。本当は真っ先に勉強するべきなのに。
ということで英語の発音の重要性と、真っ先に発音を練習することで得られるメリットについて僕の経験も交えてお話ししていきたいと思います。
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目次
日本人の発音は世界トップクラスに悪い
まず僕ら日本人は、世界の中でもトップクラスで発音が悪いことに気付くべきですね。僕は留学して痛感した人です(笑)。日本以外の外国人って発音が上手な人が多いんですよね。特にヨーロッパ圏。
大して勉強してないにもかかわらず、言語的に似てるから、留学初日でバリバリ英語を喋ってるみたいな。もうね悔しいですよ。
一方の日本人は、留学して数ヶ月だというのに、文法とか単語以前に”発音”の問題でつまづいていると。
発音はちゃんとしないと本当に伝わらないです。
僕は最大の武器である「How are you?」ですら、「??」って表情をされた時は泣きそうになりましたね(笑)。
僕らが学校の授業で習っていたカタカナ英語は、”僕ら”は理解できますが外国人は理解できない別の言語。僕らにとっては同じ音の「R」と「L」も、外国人にとってはまったく違うアルファベットです。
そのくらい僕らの発音は通じない。だから重要だということです。
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発音がうまくなることで得られる2つメリット
英語の発音が重要だということはある程度理解頂けたと思います。次は発音を上手にすることで得られるメリットをお話ししていきたいと思います。
頭の中で考えたことを迷わず言える
僕の留学の話になってしまうんですけど、僕は大学生の時に1年間くらいアイルランドという国で語学留学してました。
でも留学するにもかかわらず日本では英語の勉強を一切せず、TOEICスコアなんて345点でした。
それでも留学中に英語力は伸びて、日常会話はできるようになりましたし、TOEICも900点近くを持ってます。
アイルランドで僕がどんな勉強をしていたのかというと、とにかく”発音”。発音できない単語が出たら、筋トレみたいに口が動かなくなるくらい発音の練習してました(笑)。
そしたら自然と会話がうまくなっていくんですよ。TOEIC300点台ですからほとんど文法的な知識もありませんし、単語力もひどい。
それでも上がるんですよね。
理由は、発音練習をすると頭の中で考えたことを迷わずに口に出せるようになるから。
どうしても英語の勉強を始めた頃って、頭の中がごっちゃになりがち。「これを表現するためには、この単語を使って、文法的にはこうやって組み立てて」と。
そこに「発音はちゃんとしないと」とか考えてたら、話し相手はどっかに行っちゃってますよ(笑)。せっかく口に出せたとしても、正しく発音できなかったら振り出しに戻ります。
でも発音が上手だと、そういう「発音はちゃんとしないと」と考える割合が減るから、会話が楽になるんですよ。
頭の中がごっちゃでも、とりあえず完成した文章はうまく伝えられる。こういうところで発音の重要性を感じます。
しかも発音って基本的なところを押さえれば、練習しなくても話してるだけで自動的に上達します。
そうなればこっちのもので、あとはとにかく頭の中で文章を作ることだけに専念。だから英語力がぐんぐん伸びるわけです。
外国人にめっちゃ褒められる
これは大きいですね。僕の場合は発音だけは上手だったので「お前日本人か?」って何回も言われてました。会話力は残念だったので、少し会話をすれば本当の英語力がバレるんですけどね。
でも実はこれってすごいメリット。というのも自分は英語が上手いって勘違いして、より積極的になれる。そして話せば話すほど英語がうまくなるという好循環に持ち込めるわけです。この時に発音の重要性を強く実感しましたね。
日本人ってやっぱり世界の人からも「頭はいいけど、英語が話せない民族」と認識されているので、その中で英語が上手(に聞こえる)とやっぱり驚かれるし、調子に乗っちゃいます(笑)。
語学の勉強において、こういうノリって結構重要だと思うんですよ。
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発音が悪いことによるデメリット
ここからは英語の発音が下手なことによるデメリットをお話ししていきます。言うまでもなく、発音が下手だとそもそも英語が伝わらないという最大のデメリットがあると思うんですけど、それ以外にも意外なデメリットを紹介していきます。
発音の下手さは笑いのネタにもならない
「語学力の上達はかいた恥の数に比例する」なんて言われて、僕もその節があります。というか恥の記憶が80%を占めているかも(笑)。
だから恥をかくのには大賛成なんですけど、さすがにいつまでたっても発音が下手で、何度口に出しても恥ずかしい思いをするって嫌じゃないですか?
文法的な部分とかで間違えたり、単語のチョイスがおかしかったりするのはいいけど、”発音の下手さ”ってちょっと違う気がするんですよね。
単語のチョイスがおかしかったりすると、ある意味”ネタ”になったりするじゃないですか?でも発音の下手さってネタにもしてもらえない。
だって基本的な部分すぎて、ネタにするのが失礼になってしまう。
そうなると、ネタにはされないわ、自分の考えが伝わらないわで本当に嫌になってくると思いますよ(笑)。僕も留学の初期はそんな時期が結構ありました。
本当の問題が見えなくなる
英語力ってボキャブラリーの量、文法的知識、表現力とか複雑な要素が混ざり合ってできているんですけど、発音が下手だと自分の問題点を勘違いしてしまったりするんですよ。
例えば、TOEIC900点でボキャブラリーも文法もほぼ完璧に頭の中に入ってるのに、発音ができないせいで、「私にはまだまだ基礎が足りていないんだ」と考えて、ひたすら参考書とにらめっこしてしまったり。
本当の問題はそこじゃないくて、発音なんじゃない?ということはよくあると思います。
だから本質的な問題点を探す上でも、英語力の基礎である発音は重要なんです。
リスニング力が一向に上がらない
よく言われていることに「自分が話せる言葉は聞き取れる」というのがあります。これって結構正しくて、僕もこれはすごく実感します。一方で「話せない言葉は聞き取れない」というのもすごく実感します。
言葉って不思議ですね。自分が話さない言葉って理解できないようになってるんですよ。
これって何も英語だけの話じゃなくて、日本語でもそう。テレビとかで憲法のお話とかしてても、詳しくないと全く理解できないし、「さっき聞いた単語を喋ってみて」と言われても不可能じゃないですか?
でも逆に「ワーキングホリデー」という言葉は喋れると思いますし、その意味もよく理解しているはず。
つまり「喋れる単語が少ない=リスニング力が低い」になるわけです。
逆に喋れる単語を増やせば増やすほど、英語力は上がるんですね。リスニング力には発音は超重要です。
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発音を良くして見栄えだけでもよくする
英語の発音の重要性について、メリット・デメリットを交えながら説明してきました。
英語って勉強してから結果が出るまで長いタイムラグがあります。単語だって覚えてから実際に使えるようになるまで数カ月かかるなんてことはよくありますからね。
でも発音に関しては、即効性があります。ちょっと気合入れて練習すれば「何年くらい勉強したの?」なんて聞かれるかもしれませんよ(笑)。
そうすると自信が湧いてきて、もっと勉強するという好循環に入れます。これ重要!
なので上辺だけでもいいので発音の勉強から始めてみましょう!
このほか英語学習の問題は「日本の英語教育の問題点【文法を6年間も勉強するなんてバカ】」で書いています。
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