世界一幸せな国スイスでAirbnbして分かった幸福度が高い理由


毎年発表されている世界幸福度ランキング。2015年版ではスイスが1位だった。僕がこのニュースを見た時、アイルランドにいました。アイルランドも日本に比べれば天国みたいなところじゃないかというほど幸福度の高い国だと思います。

 

でもそんなアイルランドですら、幸福度ランキングは15位でしたから「スイスはどんだけ素晴らしい国なん?」と興味がそそられました。

 

僕はその時、すでに語学学校にもいかず近所の子供と遊んでいるだけ。しかも少しアイルランドにも飽きていて、超暇を持て余してたので、速攻でチューリッヒ行きの航空券予約して旅たちました。現地の人とも交流をしたかったので、泊まるところはAirbnbで。

 

こちらが出発の時の写真。いや着いた時の写真でした。アイルランドにしてはスイスの航空会社が多すぎる。

 

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それでは、旅行中の写真も交えながら、スイスがなぜ世界一幸せな国なのか、その理由を探っていきましょう。

 

 

 

スイスは街全体が静か

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スイス・チューリッヒの街を歩いていて思ったのが、街が静かだということ。もちろん人もたくさん歩いているし、路面電車も車も走ってます。なのに静かなんです。これはとっても不思議な感覚でした。

 

街に余計な音が流されていないからですね。国として意図的にやっているのか、それとも国民の美意識がそうさせているのかわかりませんが、とっても素敵な空間になっています。

 

街のいたるところには歴史的な建造物があるし、少し路地に入れば魔法の国みたいな街並みが広がってるんです。それを余計なものに邪魔されずに楽しめるのがスイスだし、これが国民の幸福度が高い一つの理由なんじゃないかなと僕は思うんです。

 

このイルミネーションはとってもステキ。

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日本はどうでしょう。渋谷に行けば、駅から出た瞬間に大きなスクリーンが目の前にそびえ立って大音量を垂れ流してる。そして道路には訳のわからない宣伝車が走り回ってる。お店に入っても「いらっしゃいませ」の嵐。電車に乗ればずっとガヤガヤとアナウンスが流れてる。

 

あまりにも刺激が多すぎるんです。人間の脳にはキャパシティがあって、ある一定のラインまでしか情報を処理できません。あまりに負荷をかけていると知らず知らずのうちに疲労がたまります。ありがとう攻撃を僕らは知らず知らずのうちに受けているんです。ありがとうに脳をハッキングされているとも言えます。

 

スイスの人は本能的にそれを知っているのかもしれません。だからかBGMがないお店が沢山あります。店内に入ると自分のブーツの足音が”コツコツ”となるんです。最初はちょっと緊張しましたけど、これはこれでいいんじゃないかなと思いました。落ち着いて店員さんと話ができるのもスイスならでは。

 

 

スイス人親切は親切すぎる

By: Alexandre Breveglieri
By: Alexandre Breveglieri

冒頭で「現地の人と接するためにAirbnbで泊まった」と言った通り、Airbnbを使ったんです。しかもあまり事前に下調べもせずに地図と住所だけを頼りに現地まで行きました。

 

そしたら完全に迷いましたね。いや、正確に言うと迷ってはいないんです。登録されていた住所までついたんですけど、マンションのポストに名前がないんですよ。ホストの。終わったと悟りました。もう夜の6時だし、インターネットも契約してなかったので「このまま野宿だ」とね。

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でもさすがに冬のスイスですから、いくら都市のチューリッヒでも凍死する恐れもあったんで、必死でマンションから出てくる人たちに、緊張しながらも聞きまくりました。そしたら驚くほどみんな親切。僕がインターネットがないとわかったら、家のパソコンで確認してきてくれましたし、最終的に僕を凍死の危機から救ってくれたドイツ人女性は、Airbnbのホストに電話をしてくれました。命の恩人です。

 

泊まったところのホストさんはスイス人の70代くらいのおばあさんでした。お名前はソディアさん。その方も親切。マンションのポストには間違えた名前を書いてましたが、親切な人でした。

 

お家へ入るとすぐに「ごめんね。寒かったでしょ」とドイツ語で言いながら温かい野菜スープを出してくれました。この瞬間に”表札の恨み”は完全に頭から吹っ飛んだのは言うまでもありません。このスープ超絶品。添加物が加えられてない完全自然な味。パンはすっごい硬くて歯が折れそうになりましたけど、オーガニックの味が至福でした。

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僕のベッドには猫。

 

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そして夜のスイスを観光しに行きます。相変わらず静か。

 

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少しお酒を飲んで。

 

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そして帰路につく。

 

家に着くとすぐに「お腹すいてない」と気遣ってくれるソディアおばさん。「I’m OK.」と返すと、すかさず「喉は乾いてない?ビール?ワイン?もしかしてお酒飲まない?紅茶?ビール?」と言ってくれるソディアおばさん。いい人すぎるよ〜。Airbnbって基本的にこういうのはサービスに含まれていないんですよ。完全におもてなしでやってくれてるんです。

 

やっぱり日本人なんで気を使うじゃないですか。こういうところは。僕はもちろん「スイスのビール」と「紅茶」と「水」の全てをいただきました。

 

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そのあとはソディアおばさんと一緒にテレビを見て、猫と戯れながら眠くなるまで、旅、スイス、人生のこととかを話してました。ドイツ語なんでほとんど何を話しているかわかりませんでしたが。

 

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この猫、寝てる間も僕の部屋に入ってきた。相当好かれてたみたいです。

 

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早くもお別れの日。朝食も美味しいパンとミルクをいただきました。

 

部屋で帰る準備をしていると、またリビングに呼ばれます。「紅茶飲まない?」と。紅茶は大好きなのでもちのろんで行きました。すると、ソディアおばさんの娘さんが。とっても綺麗な方でした。気取ってる感じもなくナチュラルな方です。

 

話を伺っているとフランスに本社がある有名ブランドのマーケティングを担当しているとのこと。ブランドに疎いんで忘れちゃったんですけど「Dior」とかその辺のブランドだった気がします。だから綺麗なのねと納得。

 

華やかな世界の話を伺いつつ、僕の話になります。娘さんが「あと何日いるんだっけ?」といってきます。「あれ?おかしいな。一泊しか予約してないはずなんだけどな」と思いつつ、「今日だよ」と言いました。そしたらすっごいビックリされて「もう帰っちゃうの?3泊くらいするのかと思ったわ。もっと泊まっていけば?部屋空いてるし」と言ってくれたんです。

 

これもう泊まるしかないですよね。ってことで、スイス旅行の日程を完全に白紙にしてもう2泊したと。Airbnbすんばらしい。

 

 

 

チューリッヒは自然が近い

By: Paul Stocker

東京にいると手つかずの自然に触れる事はまずできませんし、そもそも自然を感じる機会もほとんどありませんよね。スイスでは都市と自然がうまくミックスされてます。

 

少し路面電車に乗ればあっという間に小さな山の麓まで行けますし、街の中には大きな湖があり、スイス人にとっては自然というものが一般的なんです。Airbnbで泊まったマンションからもスイスの高原が広がっていました。

 

人間というのは長い間自然と共に生きてきたんで、やっぱり本能的に自然を求めてるんですよねきっと。僕らのDNAにはホモサピエンスが刻まれちゃってるんですわ残念ながら。現代人が精神的に病んでいるのは自然に触れてないのが一つの要因だと思うんです。だから幸福度が下がっているんじゃないですかね。どうですかこの幸せそうな顔。

 

By: Thomas Au

事実、ある海外の研究では自然とのつながりが強い人ほど不安を感じにくいということがわかっています。また他の研究では、週に30分自然に触れる機会を持っている人は7〜9%も高血圧や糖尿病になるリスクが低いとの研究もあります。(リンクは海外の論文です。)

 

都会に暮らしていると、わざわざ遠くに行ってまで自然に触れるよりは、ショッピングを楽しみたいと考えてしまいがちですけど、たまには自然の中に身を置いて自分を見つめ直すのもいいことですよ。

 

僕はアイルランドでホームステイをしていましたが、そこのホストマザーもよく自然公園に出かけていました。アイルランドの幸福度ランキングが日本よりも30位以上も高いことは言うまでもありません。

 

 

健康的な食事

By: francois schnell

先ほどAirbnbで泊まった時の話で、添加物が入っていない優しい味のスープを振舞ってくれたと言いましたが、国全体の風潮として健康への意識は高いように思います。スーパーに行けばオーガニックの野菜がたくさん並んでるし、水道水も余計なものが加えられていないからか”おいしい水”です。

 

あとコンビニも少ないですね。ましてや添加物たっぷりのコンビニ弁当にはほとんどお目にかかれません。チェーンのレストランも少ない。街を歩けばそれぞれこだわりを持ったお店が並んでいます。

 

実はこれヨーロッパのほとんどの国に当てはまることです。日本ほどチェーン店、コンビニが溢れている国はない。便利といえば便利ですけど、バランスが重要ですよね。便利さ、安さを追求するあまりに大切なものを失っている気がしてならないんです。ヨーロッパに住んだらコンビニ弁当が食べ物に見えなくなるかもしれませんよ。

 

 

 

4ヶ国語が公用語になっているスイス

By: Jonathan Werve

スイスの空港に着いてすぐに思ったのが、案内表示や広告に使われている言語が一つじゃないってこと。ドイツ語で書かれていたり、フランス語で書かれているんです。バスとか電車などの公共の乗り物だと絶対に2カ国、3ヶ国語で書かれています。

 

様々な人種が入り混じっている国なので、一つの言語だと成り立たないんです。だから公用語が4つもあります。ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語です。

 

このような国に来るとマルチリンガル(3ヶ国語以上話せる)は普通にいます。日本ではバイリンガルでも褒められたりしますが、スイスでは”一般的”です。

 

これだけ様々な人種、文化、価値観が存在すると、否が応でも寛容性が増します。下らない偏見とか差別がなくなります。周りに気にくわない人種がいたとしても、自分の友達もその気にくわない人と同じ人種かもしれません。だから所属している組織とか国とかで人を判断しないようになります。

 

つまりは人を純粋に人として観れるようになるってことです。

 

By: Suzette – www.suzette.nu

 

日本にいるとなかなか難しいですよね。島国ですから、自分のライバルは周りにいる人達になります。本当は一番大切にしなきゃいけない存在なんですけど、視野の狭さがそうさせてしまうんです。

 

一方スイスの人たちは生まれてからすぐに自分が知らない国や文化の価値観に触れることができる。人を純粋に人として見られる。差別をしたり、比べたりしない。これが幸せな理由なんじゃないでしょうか。

 

 

まとめ

僕が言いたかったことを箇条書きに。

 

✔︎ スイスは静か

✔︎ スイス人は優しい

✔︎ スイス人は自然と寄り添って生活してる

✔︎ スイス人は健康的、オーガニックだ

✔︎ スイス人は様々な価値観に触れている

 

だからスイス人は幸せなんだってことです。日本人にも当てはまるところもあるけど、見習うべきところもありますよね。

 

たまに「スイス人が幸せなのは、経済的に豊かだからだ」「社会保障が整っているからだ」という人がいます。その側面もあると思います。事実、世界の金融業界、保険業界でかなり幅を利かせていますからね。

 

でもやはり世界幸福度第1位になるのは、それだけが理由じゃないですよね。日本よりも明らかに経済力がない国も、社会保障が整っていない国が上位にランキングされていますから。

 

幸せになるために大切なことは自然であることなんだなと思う、今日この頃です。

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