最近流行りのLCC(ロー・コスト・キャリアー)。いわゆる格安航空会社です。僕は今までに10回以上は利用しています。日本だとまだまだ価格がローコストとは言い難いですが、海外だと信じられないくらい安いです。
有名なのがヨーロッパを中心に運航するライアンエアー。
これ僕のお気に入りのエアライン。アイルランドからイギリスまで1300円(9.99ユーロ)くらいです。これ本当ですよ。もうバスみたいな感覚で乗れちゃうわけです。リバプールもロンドンもスコットランドも1300円。破壊的すぎる(笑)。
日本人の感覚からすると、「こんな安くて大丈夫?墜落とかしない」と思ってしまいますよね。確かに危険な側面もあります。次の項目でまとめてみました。
✔︎ 安全すぎて危険
✔︎ 値段が安すぎて危険
✔︎ 無駄な出費をしてしまう危険
✔︎ 空港から市街地までが遠い危険
✔︎ 空港での移動距離が長い危険
安全すぎて危険
LCCは大手の航空会社と同じで安全性にはとても気を使っています。なぜかといえば、一度の事故で会社が倒産する恐れがあるからです。だってわざわざ命のリスクをとって少しばかり値段の安いLCCを使いたいと思う人なんていませんからね。
整備には絶対に手を抜かないし、パイロットも大手航空会社からの引き抜きです。そもそも国が定めた基準をクリアしていなければ運航はできませんので、ぜひ安心してください。
LCCは大手航空会社と変わらない安全性です。そのためリラックスしすぎて、長時間のフライトにおいて変なタイミングで寝てしまうことにあります。つまり現地に着いた時に時差ぼけになる危険性があるということです。これは非常に危険ですね。
値段が安すぎて危険
この破壊的な価格に慣れると、他の航空会社が利用できなくなってしまします。よくあるじゃないですか、「このお肉を食べたら、他のものは食べられない」みたいなね。この現象がLCCを利用すると起ってしまうわけです。
下手するとLCCの航空券の値段は、大手航空会社の10分の1です。これを見てください。東京の成田から大阪の関西国際空港までの航空券。
大阪まで2000円って、バスか!いや夜行バスより安いよ、これ!
大手の航空会社と比べてしまうと、何も言えませんよね。確かに長時間のフライトであればゆったりしたシートで、食事サービスもついていた方がいいのでJALさんやANAさんを使います。
でもたった1時間程度のフライトでシートの座り心地なんて気にしないし、食事もいりませんよね。ビジネスクラスならまだしもエコノミーのあんな食事になんで何万円も払わなきゃいけないの?といった感じです。
飛行機も結局は移動手段でしかありません。LCCに乗りなれると、大手航空会社を利用しなくなるという危険、それゆえにマイルがたまらなくなる危険性があります。
無駄な出費をする危険
旅行中というのは自然と財布のひもが緩むもので、帰国してから「こんなのいらなかったな」と気づきます。LCCでは機内販売が幾度となく繰り返されます。30分に一度くらいやってるんじゃないかな?という感じ。
企業にとっては仕方ないこと。航空券が安いのでその分を他の部分で補わなきゃいけないんです。少し喉乾いたなと思って水を買うと200mlくらいのボトルで500円くらいします。もはやディズニーランド的価格設定。
僕は絶対にLCCでは食事をしないので分かりませんが、ハーゲンダッツなんて日本円にしたら1000円くらいするんじゃないですかね。もはや美味しいランチが食べられるレベルです。
化粧品・香水の免税販売も行ってます。これも「タックスフリーだから安くなってる」といって飛びつくと痛い目を見ます。一見免税されてるので安く見えるんですけど、実際は元値が底上げされているので、日本で買うのと数百円〜数千円しか変わりません。これは空港でも同じなんですけどね。
LCCに乗る際は、無駄な出費が増える危険性があるので注意してください。
空港から市街地まで遠い危険
これは真面目な話。LCCが利用する空港は、街の中心地から離れていたりします。日本だと、そもそも空港の数が少ないので、遠くに飛ばされることはありません。これが航空券が高い理由だったりするんですけどね。
海外だと遠くに飛ばされることが多いので注意。航空券が安い分、空港から市街地までの移動費が高くなるし、手間が増えることにもなるからです。
値段がほとんど変わらないなら、大手の航空会社を使った方が良かったりしますので、この辺は事前に確認しておきましょう。
空港内での移動が長い危険
これも真面目な話。航空会社は空港を使うための空港使用料を払ってます。金額は空港ごと、ターミナルやチェックインカウンターからの距離などによって異なりますが、LCCの場合は一番安い使用料を払っているので、必然的に空港の端っこで離着陸することなにります。これが安さの秘訣なわけですが、空港の端から端まで歩くのは結構大変です。
これは世界のどのLCCに乗っても同じ。少し距離を歩かないといけません。僕は歩くのが好きなので全く問題がないんですけど、普段から歩くのが嫌いな人には少しつらいかも。
特に成田空港なんて、LCCは全て第3ターミナルです。僕も使ったことがありますが、第2ターミナルから移動するのに徒歩で15分です。動く歩道(エスカレーターが水平になったやつ)もありません。無料のバスがあるのが救いですね。それでも10分から15分かかるそう。
歩くのが好きと言いましたが、さすがに2週間の旅行から帰ってきた時はしんどかったな。
でも、成田空港はちょっと不便ですが、世界の他の空港ではここまで歩かなくても大丈夫です。せいぜい大手航空会社の1.3倍〜1.5倍くらいの距離。いい運動になりますね。健康になってしまうという危険があります。
まとめ
散々LCCの”いいところ””悪いところ”を書いてみました。LCCってそこまで悪くないと思いません?むしろメリットの方が多いですよ。
最近では価格はそのままで、サービスが徐々に向上してきてます。大手航空会社には大手の良さがあるんですが、短い移動ならLCCで十分です。たかだか1時間や2時間のフライトでビジネスクラスに乗ったり、豪華なご飯を食べるなんてバカらしくないですか。
どんどんLCCを使っちゃいましょう。
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