ドラマ「白夜行」で心動かされたので名言・名セリフをまとめた


先日白夜行というドラマを見ました。実はこれが初めて。もちろん存在は知ってましたよ。山田孝之と綾瀬はるかが出てるドラマだって。セカチュウの二人だって。

 

でも今まで見なかったのは、いかんせん暗いから(笑)。僕、ああいう泥沼にはまっていく系のストーリーが嫌いなんですよ。しかもこのドラマって、泥沼系でもトップ・オブ・ザ泥沼系じゃないですか?

 

だから見てなかったんですけど、その前にセカチュウ見てたから、二人の演技が気になっちゃったんです。だから結構楽しみに見てみました。

 

 

僕の「ドラマ・白夜行」の感想

過去の罪を隠すために犯罪に犯罪を重ね。嘘を嘘で塗り固めるの桐原亮司と唐沢雪穂(西本雪穂)。そしてどんどん追い込まれていく。

 

そういうのを見て、改めて悪いことはしちゃいけないと思ったし、嘘もついちゃいけないなって思い知らされました。なんせセカチュウからのこれですから、落差ありすぎ(笑)

 

でも「亮司と雪穂がやったことは犯罪。でも彼らにとってはああするしかなかった。かわいそうだな…」って思っちゃったんですよ。確かに犯罪なんだけど「笹垣の方が追い詰めなければ…」と思ったりしちゃいました。

 

だから彼らが語る言葉の一つ一つに重みを感じました。そんな亮司と雪穂のセリフの中で特に響いたものを、彼らの心境別に分けてまとめました。

 

 

背負った罪

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罪に苦しむ亮司

どうか子供たちに、本当の罰は心と記憶に下されると伝えてください。飲み込んだ罪は魂を蝕み、やがてその身体さえ、命さえ食い尽くす。どうかその前に、どうか親たちに伝えてください

ドラマの中で幾度となく繰り返される名言の一つです。このドラマのストーリーの根幹を成すようなメッセージですよね。

 

悪いことをしてもバレない人や、捕まらない人はいます。それでも人間の心を持っているのであれば、誰しもその罪を感じ続けるものです。たとえ法律に裁かれなくても、罪の意識が心や魂を蝕んでいくんですよ。必ず良心の呵責に苦しみ続けます。

 

悪いことはしちゃいけませんね。

 

 

そして隠せば隠すほど。葬ろうとした真実は、夢の中で膨れ上がった

11歳にして父親を殺害してしまった後のセリフです。

 

人間の脳って不思議なもので、”意識しないように”すればするほど意識してしまうんですよね。かゆいところを掻かないようにするほど、かゆくなってくるものです。罪の意識も同じで、いくら記憶を書き換えようとしても、一度経験したことはどうあがいても忘れられません。

 

悪いことをしたら、すぐに謝ること。

 

 

ここでやめなきゃ切ねぇだろ。バカ女!一緒に太陽の下とか言うけど、それが幸せとか言うけど、そんなこと続けて逃げ切ったところで、そんなもん幸せなわけねぇだろ

逃げ切るために、亮司に対して犯罪をするように促す雪穂に言ったセリフです。亮司は最初から後悔していて、いつも自首して罪を償いたいと思っていました。

 

雪穂を守るために罪を重ねてきた亮司ですが、さすがに生きていない女性とするのは無理でした。まぁそりゃそうですよね。だからここで堪忍袋の緒が切れた。

 

ここでやめなきゃキリがないことは最初から分かってたんです。でも最後までズルズルと罪に罪を重ねていくことになります。

 

でも雪穂の気持ちもわかりますよね、ここまでやったんだからもう引き下がれないって気持ち。でも大体のことは隠せば隠すほど問題は大きくなっていくばかりですので、損切りは早い方がいいってことです。

 

 

不公平だと思っても、わざわざ人の幸せ壊してやろうとは思わねぇよ

「ただその子を不幸にして欲しいの」と亮司に頼む雪穂に対して、放った言葉。これが亮司の本当の思いなんですよね。ただ雪穂を幸せにしたい、守りたい。それだけなんです。父親を刺したのも、雪穂を守るため。

 

他人を傷つけたいから、罪を犯してたのではなく、すべては雪穂を救うため。つまり”やられたから、やり返した”だけ。何もされてないのに、人を不幸にすることなんてできないんですよ。

 

そう考えると雪穂の心の傷は深いなと感じます。

 

 

過去に苦しめられる雪穂

神の前には皆平等とか。信ずるものは救われるとか。求めよさらばえられんとか。嘘ばっか。嘘ばっかついてんじゃないわよ。

自首することに決めた(実際はしなかった)二人は教会に行きます。亮司と離れ、他人として生きていた間、雪穂はキリスト教系の施設で育てられていた。そこで自分の犯した罪を誰よりも悔い改め、祈り続けた。

 

しかし、いくら祈り続けても人生が変わるようなことは全くなかった。施設では他の子供達にいじめられ、神父からのイタズラも受けていた。

 

だから最後に教会を訪ね、落書きをし、ロウソクをなぎ倒し、「頼んだ?私が?生まれたいっていつ頼んだのよ。生かしてくれって頼んだ?なんであの時終わりにしてくれなかったのよ。」と、ステンドガラスを割るシーンです。

 

 

この結婚は売春なんだよ、私にとって。そんなこと考えもしなかったけど、結局やってること一緒じゃないかって、昔の自分に責められたりしてさ。言われてみればごもっともだよね。

亮司との将来のため、離婚してお金を手に入れるために、好きでもない男と結婚する雪穂。そんな自分と過去の自分を比べてみると、何一つ変わっていないことに気づきます。

 

結婚をこのような表現をするあたりが、なんとも言えない残酷さを表していますが、本質をついてる発言。

 

 

見てよ。ちゃんと見なさいよ、私がされてきたことを。亮が知ってるのなんて序の口なんだからね。

私間違ってるんだよね?不公平だって思ってるのは間違ってるんだよね?人の幸せを壊してやろうと思ってることは間違ってるんだよね?

これ笑えるようにならないといけないんだよね?みんなそうやって頑張ってるから私もそうやって頑張んなきゃいけないんだよね?亮は私にそう言ってるんだよね?

言われたくなかった。亮だけには言われたくなかった

「ただあの子を不幸にしてほしいの」という雪穂の願いに対して、亮司は「不公平だと思っても、わざわざ人の幸せ壊してやろうとは思わねぇよ」と答えます。

 

そんな亮司に雪穂は、脅迫相手から渡された写真を投げつけます。昔亮司の父親から売春を強要されていた時の写真です。

 

自分は何も悪いことをしてないのに、親に売られ、それをネタに今も脅されている。そんな境遇であれば不公平だと思うし、他人の幸せを壊してしまいたくなるのも仕方がないですよね。

 

そして亮司は、自分と自分の父親が雪穂の人生を台無しにしたんだと、再び罪を重ねていきます。

 

 

あなたしかいない

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雪穂を好きな亮司

傷つけてやろうと思った。守りたいと思った時と同じ強さで

雪穂を心の底から愛している亮司ですが、ストーリーの中ではほとんど「好きだよ」とか「愛してるよ」と言った言葉は使いません。多分一回も言ってないんじゃないかな。あるとしたら「雪ちゃん以外にいないんだよ」とか「雪穂の幸せは俺の幸せ」のような言葉しか出てきません。

 

どちらかというと口下手で行動で示すタイプです。行動で示すタイプと聞くと印象がいいですが、やっていることは犯罪なので、なんとも言い難い(笑)。

 

そんな亮司はある日、雪穂が他の人に恋をしていることに気づく。その瞬間に沸き立ってきた感情ですね。守りたいと思った時と同じ強さというくらいだったから、相当なんでしょう。

 

 

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俺しかいないって言ったじゃない。死んでたって、俺がいるってこと忘れないって言ったじゃない。人にこんなことさせといて、こんな話ありえないだろ。

今まで雪穂のためにいろんな犯罪に手を染めてきた亮司。それなのに雪穂は他の人に恋をしている。そりゃ裏切られた気持ちにもなりますよね。

 

これに対して雪穂は「そんなこと私が1番よくわかってるよ。だからってどうしろって言うのよ。理屈じゃないんだもん仕方がないじゃない。何とかしてよ何とかしてよ、亮」。

 

人間ですから、何年も同じ気持ちを持ち続ける方が難しいですよね。

 

 

亮司を好きな雪穂

なんのために毎日毎日急行電車に乗ってると思ってんのよ。各駅だと降りちゃうからでしょ。あんたが立ってるから、降りたくなっちゃうからでしょ。

7年間住む場所も名前も変えて、他人として生きてきた雪穂。それは時効を迎えて、二人でもう一度太陽の下を歩くため。そのために何言われても、何されても、ニコニコ笑って生きてきた。

 

亮司はそんな必死に頑張って生きてきた彼女に「もう自首しない?」と言いました。すると雪穂は「私の幸せなんだと思ってるわけ?」と亮司を突き倒す。「もう一度亮司と一緒に太陽の下歩くためでしょ」というシーンです。僕の中でかなりの名セリフ。

 

 

 

昔見たおじいさんとおばあさんみたいに手繋いで、「いやー殺したね」とか、鬼畜なことも笑いながら喋ったりして。でもあれは仕方なかったよねとか、慰めあったりして。そんな相手一人しかいないよ。りょうくん以外私には誰もいないんだよ

亮司と再び太陽の下を歩けるのなら、どんなことをしても構わない。そんな思いが伝わってきます。どんな罪を犯しても、亮司さえいれば幸せになれたんですね。

 

綾瀬はるかさんが泣き笑いしながら、「いやー殺したね」とか「鬼畜なことも笑いあったりして」という残酷な言葉が出てくるギャップが美しいシーン。

 

悪いことをして笑い合えるかどうかはわかりませんが、これだけ強い思いを持てる相手がいるってことは幸せなことですよね。

 

 

互いのために罪を重ねる

雪穂を守る亮司

俺、レットバトラーみたいに生きてみようと思う。知恵を出し抜いて、世間を出し抜いて、金を儲けて。その金であなたを思いっ切り甘やかしたい。例えばレッドがスカーレットにしたように、逃げ延びるための馬車をあげたい。悪趣味なほど大きな宝石をあげたい。そしていつか安らかな夜と、心浮き立つ朝をあげたい。不公平なあの人があなたにあげなかったものを、なんもかんもあげたい。それが俺の夢。

今まで犯してきた罪の全てを、自分が背負うことを決意した亮司。そのために自分で死亡届を作成し、この世から自分という存在を消します。

 

そして、雪穂に少しでも裕福で平和な生活をさせるために、裏の世界で働き始めます。結局亮司が欲しかったのは雪穂の幸せ、それだけだったんですね。

 

 

なぁ雪穂。こぼれ落ちた過去の断片を全て拾い集めるのは無理だから、拾う奴を消そうと思ったんだ。いつか海に出るあなたの未来のために。

逃げるほど、あがくほどに、次々と浮き彫りになってくる過去の罪。こうやって生き続けるのはもう無理だと悟る亮司は、自分たちを追い詰めてくる存在である警部の笹垣を消すことを決意。

 

嘘ってつけばつくほど膨れ上がっていくから、手に負えなくなってくるんですよね、普通の人なら。当然、亮司もそのことは最初から分かってた。でもズルズルとここまで来てしまった。

 

だからせめて雪穂だけは幸せにしようと、笹垣を消し、自分も死のうと決意しました。

 

 

亮司をかばう雪穂

殺したんじゃない。りょうくんには悪いけど、私だって殺してやりたいと思ってた。何回も頭の中で殺した。だ・か・ら、やったのは私だよ♪

自分を助けてくれた亮司をかばう。残酷なシーンではありますけど、素敵なシーンでもあります。白夜行の名言の一つです。

 

やろうと思ってたら、やっちゃうんだもんな。私だってあんな男死ねばいいと思ってた。だから、やったのは私だよ♪

昔の写真で雪穂を脅していた松浦を殺害した亮司に対する言葉。昔と同じように、罪の意識を感じている亮司をかばうように、「やったのは私だよ」と亮司を抱きしめるシーンです。これも名言の言い換え。

 

りょうがやったことは、わたしのためにしてさ。私がやったことは、りょうのためにしてさ。そうやってやったこと正当化しまくって生きてこうよ。

完全に吹っ切れてますね。亮司はいつも罪の意識を背負って生きているわけですけど、雪穂はいつも亮司を励まします。おそらく、育った環境の違いでしょう。亮司は経済的に裕福とは言えないまでも、お金には困らない生活をしてました。

 

一方の雪穂は、親に自分を売られるほど貧しい生活をしていました。世界の不平等や不公平が身にしみていて「自分はこれほど不幸なんだから、他の人も少しくらい不幸になっても構わない」という考えを持っていたから、正当化しまくって生きていこうと、吹っ切れているんですよね。

 

 

 

終わる永遠

悟る亮司

ねじれて行く論理、正当化される犯罪。罪だけが重ねられる泥沼に、二人でいると沈み込んでしまうことに気づいた。

ドラマの終盤になってくると、”雪穂を守りたい気持ち”と”罪を償いたい気持ち”がせめぎあってきます。このドラマのストーリーをこの言葉が全て表している名言です。

 

自分のために犯す罪というのは、どこか引けるものですが、自分以外の人のためなら意外と残酷なこともできてしまいます。でも自分のためでも、人のためでも、やっていることは同じ。必ず同じくらいの後悔します。「あの人のため」と都合のいい理由付けをしているうちに泥沼に入っていきます。

 

 

なぁ雪穂。何もかもが嘘っぱちの人生なんだから、もう全部嘘にしてしまおうと思ったんだ。すべてのカードが裏返れば、きっと新しい物語が始まる。

罪に罪を重ねてしまった亮司は、もう引き下がることはできないのだから、いっその事全て嘘にしてしまおうと決めます。雪穂的な考え方ですね。

 

しかしながら、亮司は本当は優しい人間です。ドラマではいつも良心を捨てる決意の言葉が出てきますが、結局は罪の意識に苛まれ続けます。

 

 

きっと残すなってことなんだよ。俺の遺伝子なんか。ロクでもないから。

過去に犯した罪による意識で、亮司は女性を愛することができない。「飲み込んだ罪は魂を蝕み、やがてその身体さえ、命さえ食い尽くす」という最初の名言そのものですね。

 

 

雪穂の最後

その後も嘘に嘘を重ねて。こうして私はひとかけらの真実も失った。

最終話で亮司は全ての罪を背負うために、自らの命を絶ちました。現場に居合わせていた雪穂ですが、辛うじて息をしている亮司からの「行って…」というメッセージを受けて、歩み寄ろうとしていた足を止め、振り返り、泣きながらその場を立ち去ります。

 

その後に受けた事情聴取では、「桐原亮司が全てやったこと」というシナリオで嘘に嘘を重ねて、真実を葬り去りました。これが、雪穂の幸せを願った亮司への償いでもあったからです。

 

 

まとめ

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ドラマ白夜行の名言、名ゼリフをまとめてみました。どのセリフにも重みがあって、選ぶのが大変でした。実際はこの倍近くの言葉をピックアップしてます。

 

全話通して感じたのは、桐原亮司、唐沢雪穂ともに後悔しかないってこと。二人とも時効になるまで一緒に逃げ続けようとしてたわけですけど、結局は亮司は死んでしまうし、時効が迎えた後も最愛の相手がいない雪穂は虚しい人生を送り続けるわけです。

 

最初に紹介した名言でもある通り、本当の罰は心と記憶に下されるんですね。彼らの場合は将来あったであろう幸せな人生すらも失ってしまいました。

 

悪いことはするべきじゃない。その場では実害がないように見えても、回り回って損をします。これは別に宗教でもスピリチュアルなことではありません。

 

ボールを壁に当てたら返ってくるように、自然なこと。言葉ではうまく表現できないんですけど、全てのエネルギーってプラマイゼロになるようにできてるんですきっと。物理法則みたいに。

 

だから罪を犯せば、罰が下るようになってるんだと思います。

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